Web上で数式を表現するために

HTMLファイルにおける数式の書き方
  • 準備
  • MathJax を利用するためにHTMLファイルのheadタグ内に以下のコードを記述する。
    <script type="text/javascript" id="MathJax-script" async
    src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/mathjax@3/es5/tex-chtml.js">
    </script>

    以下のファイルを参考にしました。
    https://www.eng.niigata-u.ac.jp/~nomoto/download/mathjax.pdf

    上記のPDFファイルには,数式番号を自動で振る方法を,カスタマイズとして記述されている。
    自分の力不足で,その設定がうまくできなかった。
    それで,別サイトを参考にして数式の番号の振る方を以下のように設定した。

    以下のコードをHTMLのheadタグ内に記述する。
    <script type="text/javascript" async
    src="https://cdn.mathjax.org/mathjax/latest/MathJax.js?config=TeX-MML-AM_CHTML">
    </script>

    <script type="text/x-mathjax-config">
    MathJax.Hub.Config({TeX:{equationNumbers:{autoNumber:"AMS"}}});
    </script>

    <script>
    MathJax = { tex: { inlineMath: [['$', '$'], ['\\(', '\\)']] } };
    </script>

       内は,MathJax を利用するための設定
       内は,数式に式番号を自動的に入れる設定
       内は, $...$,\( ... \) でインライン数式を,\[...\] でディスプレイ数式を表す設定
    である。

    参考サイト
    https://medemanabu.net/latex/mathjax/
    https://medemanabu.net/latex/mathjax-equation-number/#google_vignette

  • サンプル数式
  • インライン数式の例
    <b>2次方程式の解の公式</b><<br>
      2次方程式 \( ax^2+bx+c=0 \) の解は, \( x=\frac{-b \pm \sqrt{b^2-4ac}}{2a} \)
      である。
    と記述すると,以下のように表示される。
    サンプル1

    デイスプレイ数式の例
    <b>2次方程式の解の公式<\b><br>
      2次方程式 \( ax^2+bx+c=0 \) の解は,
      \[ x=\frac{-b \pm \sqrt{b^2-4ac}}{2a} \]
      である。
    と記述すると,以下のように表示される。
    サンプル2

    一般的には,
    \begin{quation} ... \end{quation}(1行)や
    \begin{align} ... \end{align}(複数行)を用いるが,
    ここでは    の設定があるので,
    \[ ... \] でデイスプレイ数式が作成できる。

    数式に番号を付ける例(1)
    <b>サイクロイド<\b><br>
    半径 \(a\) の円 \(C\) が \(x\) 軸上をころがるとき,
    最初原点にあった定点 \(P\) が描く曲線の方程式は,
    媒介変数 \(t\) を用いて
     \begin{eqnarray}
      \left\{
       \begin{array}{l}
        x=a(t-\sin t) \\
        y=a(1-\cos t)
       \end{array}
      \right.
     \end{eqnarray}
    で表される。
    と記述すると,以下のように表示される。
    サンプル1

    数式に番号を付ける例(2)
    <b>正葉曲線<\b><br>
    \( a \gt 0 \) に対して,正葉曲線は,極方程式で
     \begin{align}
      r = a \sin n \theta \\
      または \ nonumber \\
      r = a \cos n \theta
     \end{align}
    で表される。
    と記述すると,以下のように表示される。
    サンプル1

    数式に番号を付ける例(3)
    <b>ら旋</b><br>
    \(a,k\) を正の定数して,極方程式で
     \begin{align}
      r &= a \theta \label{a} \\
      &または \nonumber \\
      r &= ke^{a \theta} \label{b}
     \end{align}
    で表される。
    曲線\eqref{a}をアルキメデスの螺旋といい, 曲線\eqref{b}を対数螺旋という。
    と記述すると,以下のように表示される。
    サンプル1

    例(1)では, leftにカッコを指定し,rightにピリオドを指定することで, 連立方程式の左側にある大きなカッコを表すことができる。
    \\ は改行を表す。
    例(1)(2)の \begin{eqnarray} ... \end{eqnarray}(複数行)では,基本は右揃えである。
      の設定で,数式に番号が自動に振られる。
    そのため,数式番号を振らない所には,\nonumber を付ける。
    例(3) では,位置を揃えるために記号 & を利用する。また,数式番号を参照するために,label を利用する。

    MathJaxを利用するに当たり,次のコマンド一覧サイトを利用させてもらっている。
    Easy Copy MathJax
    https://easy-copy-mathjax.nakaken88.com/